2021-05-26 第204回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
大臣は、四月七日の本委員会で私の質疑において、文化財修理に必要な人材、用具、原材料に関し、五か年程度の計画を策定すると答弁してくださいました。
大臣は、四月七日の本委員会で私の質疑において、文化財修理に必要な人材、用具、原材料に関し、五か年程度の計画を策定すると答弁してくださいました。
今後、文化財修理のための人材、用具、原材料確保に向けた五か年程度の計画を策定していくに当たり、委員御提案のとおり、文化財修理の専門家の協力を得ることも重要な要素として検討してまいりたいと思います。
このように、文化財修理に必要な人材、用具、原材料に関し、実態把握と支援の実施をセットにして、令和三年度中に五か年程度の計画を策定したいと思っております。当該計画に基づき、必要とされる分野の支援を講じるとともに、持続性のある文化財修理の仕組みを構築してまいりたいと考えております。
○国務大臣(柴山昌彦君) 近年、文化財修理の現場においては、修理に必要な和紙、はけなどの材料や用具について、まず製作技術者の高齢化、そして後継者の確保が困難、また和紙の原料となるコウゾなどの伝統材料の生産量の激減、こういった課題が生じております。
この競争性と質の確保というバランスについて、しっかりと確保、バランスを取っていくことが重要だと思いますけれども、この文化財修理の入札等の手続について、考えをお聞きしたいと思います。
文化庁におきましては、文化財の保存のために欠くことのできない文化財修理技術やそれに用いられる材料及び道具の製作技術を、文化財保護法に基づきまして、先生御指摘のような選定保存技術として選定をし、その保持者や保存団体が行う伝承者養成あるいは技術の向上等に要する経費について補助を行っているところでございます。
文化財修理に欠かせない漆なんです。 文化庁は、ことし四月一日から、国宝、重文の修復には、原則として国産漆の使用を求めています。 漆は、古くから、漆器の塗料や京仏壇等に代表される金箔押しの接着剤として活用されて、伝統的建造物の修復には欠かせない原材料であります。 現状は、安い中国産の漆に押され、国産漆では日本の岩手県の浄法寺が中心で、国内需要の数%でしかありません。
二つ目に、「文化財修理に関して、職人等の資質を担保する仕組みなど修理事業の質の維持向上と人材育成の質の施策」など、重要な課題とされつつ、これらが「中長期的観点から検討すべき課題」とされています。 今、私がずっと質問してきた内容はこのことなんですね。
これまでの届出制が登録制となった場合には、これまで届出を行っておりました象牙を扱う文化財修理を行う事業者もこれ登録するということになると考えております。
これを受けて、昨年四月に文化庁は、文化財活用・理解促進戦略プログラム二〇二〇というのを策定しまして、投資リターンを見据えた文化財修理、整備の拡充などを打ち出しております。
文化庁は、文化財保存技術伝承助成とか文化財修理技術者等の国内研修を実施していますが、その対象を広げて蔵づくりの技術並びに技術者も対象として考えていただけますね。
そこで、文化財修理技術者の養成確保を図るために、文化財の修理修復をする人を対象とした文化財保護技能士制度、これは私どもが仮につけた名前でございますが、こういった制度というようなものをつくって、これを特別公務員としてその身分の安定を図るとともに、その生活保障をすることを考えてみたらどうだろうか、こういうことを私どもは寄り寄り話しをしているのですが、この点はいかがでございましょうか。
例えばその一案といたしましては、何か法人組織によるところの協会等を作つて、そうして修理の実際を担当いたしておりますところの重要文化財修理技術者の、或いは待遇改善でありまするとか、或いは互助救済の措置をとるとか、広くその身分を保障いたしまして、修理技術者が安んじて文化財保護の事業に従事する、専念することができるような措置を、或いは行政的に、或いは必要があれば法律上これを考えて行くというふうな措置を講じて